福井看板02

 最高のタテ脚発揮‼

郡司浩平20210707記事

郡司 浩平 

 V候補筆頭は郡司だ。今年は2月の全日本選抜(川崎)を制して早々にグランプリ(12月30日、静岡)出場を決めている。機動力のレベルは間違いなく競輪界最高峰で、勝負どころでの判断も実に的確だ。
 
 直前の6月高松宮記念杯では二次予選で不運も重なって故障棄権ながら、大きな事故につながらず大事には至ってない。
 
 S班の実力を存分に発揮して、今年2度目のGⅢ制覇へ臨む。

 S班の風格漂う

守沢太志20210707記事

守沢 太志 

 守沢はS班の風格が漂っている。今年から赤パンツを着用し、5月ダービー、5月全プロ記念(広島)以外はすべてで優出と安定感は抜群だ。特に6月別府記念では、松浦悠士、山口拳矢、北津留翼ら好メンバーがそろったが、郡司の強烈な捲りを差して5年ぶりのGⅢVを決めている。援護は確かで、決め脚の鋭さは最上位。機動型からスピードをもらいゴール前突き抜ける。
 
 目下、絶好調は古性だ。高松宮記念杯では連日、鋭いタテヨコの動きを見せて躍動。準決は小倉竜二に押し上げを食らって優出こそ逃したが、地元で行われたビッグレースだけあって万全の仕上がりだった。S班にも劣らぬ実力を備えているだけに、今回も俊敏自在な運びでレース制圧へ。

 次世代エース

山口拳矢20210707記事

山口 拳矢 

 次世代のエースとして期待を寄せられるのは山口。3月大垣では同世代のライバルを相手にルーキーチャンピオンに輝いている。その後もFⅠ戦では3Vと無類の強さを発揮。
 
 特筆すべきは6月別府記念。準決では果敢に先行策。番手の大槻寛徳にはかわされたが、S班松浦悠士の捲りを封じたのは着以上に評価できる。直近は航続距離も着実に伸びてパワーアップ。縦横無尽に攻めて記念初Vも。
 
 森田優弥はこれからの関東を背負っていく逸材。今年はFⅠ戦で3V。ダービーでは4走すべてで最終バックを取っていて、大舞台でも果敢な仕掛けが光っている。パワーには定評があって、踏み出しも鋭い。記念タイトルを獲れる器であり、豪快に仕掛けてGⅢ初Vも。
 
 九州勢も精鋭ぞろい。今年ブレークしている瓜生崇智は成長著しい若獅子。昨年GⅡV(9月の共同通信社杯、伊東)を達成している中本匠栄は、豊富な攻め幅を発揮して進出だ。