9月21日から岐阜競輪場で「開設70周年記念競輪 長良川鵜飼カップ(GⅢ)」が開幕する。
中部地区の大スター浅井康太をはじめ、復調気配が漂う武田豊樹に金子貴志も参戦。
山崎賢人や太田竜馬といった勢いのある若手も登場し、新旧入りまざった白熱のシリーズとなる。
〝中部の雄〟復調気配
浅井 康太
グランプリ2冠の実績を誇る浅井康太が主役候補だ。
近況はオールスター競輪直前の練習中に落車。ケガの影響でさえを欠いていたが、富山の準決で先行して2着となり良化の兆しを見せると、前回の共同通信社杯では連勝で準決まで勝ち上がった。その準決では1着入線も斜行失格となってしまったが、確実に動きは良くなっていて、好調時の雰囲気に戻りつつある
。
今回は精神的支柱である金子や、地元の重戦車・竹内雄作の存在も大きい。中部地区の中心となり、競輪界屈指の総合力をいかんなく発揮して主役の座は譲らない。
★共同通信社杯2勝…武田力強さ戻った★
近況は白星から遠ざかっていた武田豊樹だが、共同通信社杯では2勝の活躍を見せた。ともに目標のある一戦だったが、機敏にヨコの動きをみせて別線をブロックすると、ゴール前できっちり差し切っていてタテ脚も快調だ。ケガで苦しんでいた時期を乗り越えてようやく力強さが戻ってきた。
「お客さんの声援が力になる」と気持ちのこもったレースを展開して、見てる方を熱くさせるものがある。今回は同県の鈴木竜士の参戦も心強い。巧みに援護し、最後は百戦錬磨の勝負強さを発揮して台頭する。