攻めの鋭さは輪界トップクラス

郡司浩平20191031防府

郡司 浩平 

 北日本は新山の出来が鍵になる。9月の青森記念では北日本の結束を生かし、兄の将史とワンツー。最高の結果を出した。成績はコンスタントに残しており、V争いを左右する選手の一人と言っていい。連係する守沢太志にもチャンスは十分にある。

 関東は吉沢純平が好調。2月別府の全日本選抜では優出3着。果敢な仕掛けでラインをけん引する。113期の植原琢也は期待の新鋭。6月にS級特昇すると8月和歌山FⅠでは4番手を取ってまくり、S級初V。鋭いダッシュがあり、3回目のGⅢで大仕事をやってのける可能性も高い。

 

 南関は郡司の安定感が光る。負傷明けの8月名古屋オールスターで優出7着。9月松阪の共同杯では単騎でのまくりでVと強さとうまさで魅せた。防府は好相性の松谷秀幸が好追走して差し切りを狙う。

 

 中部は竹内雄作―山口富生の師弟コンビが軸になる。竹内は今期前半は欠場が続き、状態が気になるが本来の力を発揮できれば先行、まくりとやはり強力。山口もまだまだ衰えを感じさせない巧みなさばきを見せている。若手では長尾拳太の走りに注目したい。