実績豊富な吉田敏洋がパワー攻勢だ

≪先行予想≫

　宮本が軸になる。５月富山でＶを決め、６月四日市ＧⅢでも優出４着、佐世保では完全Ｖと好走が続いている。追加参戦の黒田、西岡がマーク。自力も出せる黒田は番手なら差し切りは十分ある。西岡は１月の当地戦で宮本とはワンツー実績がある。決勝も連係して３着と好走した。実績上位の三宅伸も同乗すればしっかりと食い下がる。

　吉田は４、５月と落車があったが高松宮記念杯初日には深谷知広を差し切り１着。記念でもコンスタントに結果を出している。状態が問題なければ、けれん味のない自力攻勢でＶ取りは可能だ。さばきはまだまだ健在の山口がしっかりと吉田を盛り立てる。

　南関勢では小埜がＶ候補の一角。５月青森では２角捲りで優勝と近況は１着を量産している。当地でも16年６月に優勝とバンクとの相性もいい。位置取りも巧みで混戦になれば威力を発揮する。

　佐々木豪は６月川崎ではホーム５番手から巻き返し優勝。ツボにはまった時の破壊力は強力そのもので恵まれた体格を生かし、豪快な攻めを見せる。

　永沢剛は５月松山の全プロ記念競輪で落車…。どこまで回復しているかが注目される。河村雅章も捲り強力。展開がはまれば大物食いもある。