本大会展望
原田 研太朗
原田の機動力がV争いをリードする。昨年4月の当地FⅠでV。11月の記念決勝では清水裕友に番手から詰め寄って準Vと好相性。今年初戦の小松島ではまくりでVを果たし阿竹智史、池田憲昭と上位を独占した。スピードは一枚上。直前の和歌山記念でも3勝と状態は問題なく、結果を出しそうだ。
柏野は昨年11月の競輪祭で優出❹。40歳を過ぎても鋭い差し脚は健在だ。原田を好マークしてV取りも。浜田浩司は昨年後半は落車に苦しめられた。今回も病欠明けで状態が気になる。若手の門田凌が勝ち上がれば中四国勢にチャンスは広がる。
関東は植原が先陣を切る。杉森、河野通孝に朝倉佳弘らが好ガードから抜け出しを狙う。鈴木庸之は防府との相性は良く、体調の戻り具合次第では楽しみな存在になる。
簗田は昨年12月別府記念で優出❹。切れのあるまくりに、番手さばきとメンバー、展開に応じて柔軟にこなし、南関勢の鍵を握る。タイトルホルダーの成田和也は落車が続いており影響がどうか。
中近勢は栗山俊介がどこまで頑張れるか。33バンクは好走するケースが多く、豪快な走りに期待したい。ベテランの北野武史は堅実なさばきで着をまとめてくる。
坂本健太郎は昨年11月前橋ではまくりでV。ツボにはまった時の一撃は強烈。好位置をキープしてタイミング良く仕掛けていく。