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【取手GⅠ「第37回全日本選抜競輪」】古性 イン強襲V

  今年最初のGⅠ「第37回全日本選抜競輪」が23日、取手競輪場で行われ、昨年の静岡グランプリを制した古性優作(31=大阪・100期)が最終コーナーからインを突いて強襲V。優勝賞金3213万円を手にした。古性のGⅠ優勝は昨年のオールスター(いわき平)以来で通算2度目。浪速のニュースターが22年最初のGⅠ覇者に輝き、グランプリ王者の貫禄と底力を見せつけた。

 盤石の古性時代が来た。寒風吹く取手でグランプリ覇者は強烈にアピールした。「良かったのは結果だけ。内容は良くなかった。少し悔しい。この優勝には全く満足できていない」。お立ち台で古性は真の王者と思える言葉を口にした。
 序盤は単調だった。最初の勝負どころである赤板でも、打鐘を迎えても動きはない。正攻法の太田が打鐘すぎに腹をくくって踏み上げる。並びに変動がないまま最終ホームに突入した。「太田君が前になったので新田さんからレースが動くと思っていたが…。想定外のレースだった」
 絶好の3番手。だが、脚は意外にたまらなかった。ただ、心は冷静だった。古性の上を最終バックで新田が捲り上げた。「あのカカリで新田さんが来るとは思わず、びっくりした。前の松浦君も余裕がありそうで、どれだけ強いねん〟って思っていた」
 前の松浦が2センター番手捲りで新田を合わせにかかり、直線入り口で最小限のヨコの動きでけん制を入れる。その一瞬の隙をグランプリ王者は見逃さなかった。「とっさの判断。あそこしかなかった」。最後は松浦、新田を封じ切った。
 昨年は2億円超えの賞金王。だが、古性にはおごりのかけらもない。「調子は良くなかったが気持ちで勝てた。グランプリ切符を手に入れたが気を緩めず、内容も結果も最高と思えるようなレースを。そのためにもしっかりと脚を磨きたい」。王者の快走は続きそうだ。

 

 ◇古性 優作(こしょう・ゆうさく)1991年(平3)2月22日生まれ、大阪府出身の31歳。清風高卒。11年7月プロデビュー。通算898戦270勝。通算取得賞金は5億3943万円。主な優勝は第64回オールスター(21年)、グランプリ2021(21年)、第37回全日本選抜競輪(22年)。1㍍68、77㌔。血液型O。

 

 ◆次走 優勝した古性と3着新田は3月3~6日の名古屋記念。2着の松浦は同18~21日の宇都宮ウィナーズC。

 

 ▼松浦悠士(2着)太田君はメイチで駆けた。最後、一瞬内を空けたところで古性君に行かれた。
 ▼新田祐大(3着)自分の思ったスピード域に達するまで時間がかかった。自転車の伸びと共に松浦君が伸びていった。僕が失速する中で古性君のスピードは上がっていった。
 ▼佐藤慎太郎(4着)打鐘のところで新田君が踏むと思い、踏み過ぎた。変な脚を使わなければ表彰台はあったと思う。
 ▼深谷知広(5着同着)自分から動かしても、どの位置が取れるか…。人頼みになってしまった。
 ▼浅井康太(5着同着)古性君は優勝を狙った走りだった。あの内はついていけない。
 ▼成田和也(7着)打鐘で新田君が行くと思い、車を外に外して脚を使った。
 ▼太田竜馬(9着)誰も押さえに来ないのはなかなかないのでドキドキだった。

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