強い!強い!強い!強い!!4日間とも別線の思惑を一瞬でかき消してしまうような快勝劇。今大会は最後まで郡司の独壇場だった。
決勝戦。浅井が単騎でラインは3派。注目は初戦で郡司に完敗した松浦の立ち回り。赤板でインを切った鈴木が郡司の番手で粘ると、狙いすましていたように打鐘4角カマシ。それでも郡司は冷静だった。
「初日と同じ展開で松浦君を出させて、どこまで行けるかを試したかった。そんなに脚を使わなかったので行けると思った。もちろん内に(鈴木)竜士がいたからできたことで、9車立てならまた変わっていたと思います」
2日目からは新車を起用。これも吉と出た。
「まだ微調整が必要だけど、出は本当にいい。共同杯に向けては体をゆっくりケアして、地元に自転車が届いたらセッティングを煮詰めるつもり」
レース、フレーム共に結果を出せた。18日に開幕するGⅡ共同通信社杯。最強リズムの郡司が、伊東バンクを席巻しそうだ。
(岡田 光広)
♤郡司 浩平(ぐんじ・こうへい)1990年(平2)9月4日生まれ、神奈川県出身の30歳。99期生。17年のウィナーズカップ、19年の共同杯でGⅡ2V。昨年グランプリ初出場を決めて今年はS級S班に。記念優勝は今年6月の取手以来9回目。1㍍67、80㌔。
♦次走斡旋 優勝した郡司浩平、2着の松浦悠士、3着の和田健太郎はGⅡ共同通信社杯(伊東、18~21日)に出場予定。
【岐阜記念決勝】郡司 圧巻完全V
2020/9/14