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【記者コラム】外田 果敢な攻めで特別昇班だ

 近年、競輪界では精鋭ぞろいの113期が大舞台で躍動しているシーンが目立つが、7月デビューの115期も各地でアピールしている。その中でも、早くも頭角を現してきたのが外田心斗(21=愛媛)だ。高校時代には三段飛びでインターハイ出場の経歴があり、陸上競技で鍛え上げられた身体能力を武器に輪界入りした。
 
 「小さい時から升沢(祥晃)さんとお付き合いがあって、それがきっかけでこの世界に」と昔から自転車競技とは縁浅からぬ関係だったようで、陸上競技から〝競輪〟へのシフトチェンジへもそつなく順応している。
 
 日野博幸に師事して、練習仲間には松本貴治などがいて環境は充実している。
 
 「練習相手が強いのでモチベーションが上がりますね」と日々、切磋琢磨(せっさたくま)している様子がうかがえる。成果を出す待望のデビュー節では優出を果たしたが、決勝では同期の脇本勇希に屈して2着惜敗。
 
 「緊張はあまりなかったけど、同期がいて意識してしまい力が入ってしまった」
 
 初の実戦で、同期と優勝を争う状況なら無理もない。むしろ、この敗戦を糧にさらに成長した姿をみせるだろう。その後の高知、名古屋では負け知らずの6連勝で突き進んだ。
 
 「今は自分の力を出し切ることだけを心がけて」と結果よりも内容を重視したレースにこだわっている様子だ。そのぶん仕掛けにも迷いはない。次走は武雄(16日~)。特別昇班も懸かるシリーズで、きっぷのいい攻めを存分に披露してさらにひとつ上の舞台へと駆け上がる。(栗林幸太郎)