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【記者コラム】絶妙コンビ平原&宿口 小倉競輪祭からGPへ

 開催中の大宮競輪場で3日、寛仁親王牌に優勝したばかりの平原康多(39)と6月の高松宮記念杯を制した宿口陽一(37)のトークショーが行われた。久々のビッグイベントにスタンドは鈴なりの人だかり。地元エース・平原と初タイトルを獲得した宿口の絶妙な掛け合いに大いに沸いた。

 川越工業高校の先輩、後輩で「自分が3年の時に宿口君が1年生だった」と平原。練習中の落車負傷で高松宮記念杯は欠場、テレビで観戦。「鳥肌が立った。凄いなと思った」と振り返る。一方、宿口は「とんでもないことをしたというだけであまり勝った実感がなくて。平原さんに連絡した時に電話口で泣いてしまい…。その時に初めて実感した」。ただ平原は「実は宿口君が何を言っているのか全く分からなくて。とりあえず落ち着いてからもう一度、電話してくれと言ったんだ」。宿口も寛仁親王牌はテレビ観戦。「自分も鳥肌が立った。平原さんと一緒にグランプリを走れるのは夢のよう」。最近の連係では宿口が前を任されることが多いが、平原は「まだメンバーも決まっていないし連係するかも分からない。別線かもしれないよ」に宿口は「ドキッとした。別線と言われても自分は平原さんの後ろにいる」。小倉競輪祭には2人そろっての出場となる。「もう一つタイトルを獲ってグランプリへ」(平原)。「少しでもいい成績を残せるように目の前の一戦一戦に集中して」(宿口)。今年、残り1つとなったGⅠレース、そして暮れの大一番を見据えていた。

 ◇狩谷 牧生(かりや・まきお)1964年(昭39)4月11日生まれ、神奈川県出身の57歳。88年4月スポニチ入社。92年1月にレース部へ異動。1年間の競輪取材の後、中央競馬担当に。2013年、21年ぶりに競輪の現場に復帰した。取材する機会の多いミッドナイト競輪は競走得点順になり「何番車ですか?」と尋ねられることもなくなった。