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【記者コラム】GP覇者・慎太郎 地元でまず1勝

↑昨年のグランプリを制した佐藤慎太郎

 

 東日本地区ではすでに記念が2回行われ、立川は清水裕友、大宮は平原康多がV。昨年のグランプリに出場したS級S班の2人が貫禄を見せつけた。「なかなか正月気分が抜けない感じ…」と表情はさえなかった清水だが、決勝ではさすがに違った。果敢に先制した佐々木豪の番手から抜け出してゴールを目指す。最後はもの凄い脚で詰め寄ってきた平原を振り切った。 
 
 清水Vの陰の立て役者となった佐々木は直前に両足のすねを断裂するという考えられないアクシデントがあった。「ブロックのあるところで転んで…。すねからは骨が見えていた」。弁慶の泣きどころを強打してしかも骨が…。聞いているだけで激痛が走る。そんな状態で大丈夫?と思いつつ、あれよあれよの快進撃で決勝に駒を進めた。「力が抜けていたのが逆に良かったのかも」。23日に開幕するいわき平記念でも佐々木は7Rに出走。立川と同様にしっかり勝ち上がっていけば再び、清水と連係することも十分にありそう。佐々木の走りに注目してみたい。
 
 昨年のグランプリを制した佐藤慎太郎(43)が地元のいわき平記念に凱旋する。「とにかく忙しい。今まではしっかり練習をして次へとやって来たのに、何かある度にグランプリへと気持ちを戻されてなかなか前を向けない。チャンピオンジャージーの重圧で不調に陥るとか言われているけど、これが原因じゃないかと自分なりに分析している」と語る。前回和歌山記念では❺③②⑤と今年の初勝利を挙げていない。まずは地元で1勝。初日特選から気合の走りを見せる。
 
 ♤狩谷 牧生(かりや・まきお)1964年(昭39)4月11日生まれ、神奈川県出身の55歳。88年4月スポニチ入社。92年1月にレース部へ異動。1年間の競輪取材の後、中央競馬担当に。2013年、21年ぶりに競輪の現場に復帰。ミッドナイト競輪では初めて会う西日本の選手を取材して新鮮な刺激を受けている。