国内では負けられない。その思いが力の源だ。10月にフランスで開催された世界選手権。日本のエース・佐藤水菜は銀メダルに輝いた。日本女子としてケイリンで初の表彰台となった昨年に続く快挙。
世界女王フリードリヒ(ドイツ)に2年連続で敗れたが「去年とは大きく違って自分から仕掛けることができた。自分の力で苦しめられた。勝てなかったし抜けなかったが自分の成長を感じることができた」と自身の伸びしろを実感した。世界の頂点はすぐそこ。2年後のパリ五輪で金色に輝くメダルを手にする前に、まずはガールズケイリンで「女王」の称号をつかむ。