伊東競輪の第6回施設整備等協賛競輪㏌伊東温泉GⅢ「花と海といで湯賞」は2月19日、12Rで決勝戦が行われ、山口拳矢(27=岐阜・117期)がGⅢ初優勝を飾った。山口拳のグレードレース優勝はGⅡ・第37回共同通信社杯競輪(21年9月=岐阜)以来。
今年の目標の一つ達成
山口拳―川口―阿部将―隅田―久保田―青野―竹内智―佐藤慎―石塚輪で周回。残り3周から青野が上昇して阿部将を抑えて外並走。青野―竹内智―佐藤が赤板前に仕掛けると4番手は山口拳と石塚輪で並走。打鐘前から阿部将―隅田―久保田が巻き返して青野と踏み合う。阿部将に続いた隅田が最終2角過ぎに捲る。隅田―久保田に山口拳―川口が続いて直線勝負となり山口拳が外を伸びた。
山口拳は「石塚さんと並走になって厳しかったが隅田さんが踏んだので(隅田―久保田に続いて)届くかなと思った。何とか届いて良かった。(施設整備等協賛競輪だが)記念は記念なので、優勝は素直にうれしい」と喜びを語った。
来月ウィナーズCに弾み
続けて「ウィナーズC(GⅡ、別府、3月18~21日)からグレードレースに参戦する。昨年は予選で外していたので今年はしっかり勝ち上がりたい。今年の目標はGⅢ優勝とGⅠの決勝に乗ることだったのでGⅢ優勝は達成できた。次はGⅠ決勝」と、力強く今後の目標を語った。
◇山口 拳矢(やまぐち・けんや)1996年1、岐阜県大垣市出身の27歳。私立大垣日大高卒。20年5月プロデビュー。通算成績は210戦106勝。主な優勝は第37回共同通信社杯(21年)。1㍍66、70㌔。血液型A。
◆次走 優勝した山口拳矢は24~26日の別府FⅠ、2着の隅田洋介と3着の久保田泰弘は27日~3月1日の大垣