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【記者コラム】吹雪の中…熱いガールズの戦い

 ガールズケイリンコレクション2019松戸ステージ(4月30日~5月5日のGⅠ日本選手権内で開催)の出場権をかけたトライアルレース(3開催)の結果、7人の選手が決まった。A組(玉野)は1着・児玉碧衣、2着・尾崎睦とC組(川崎)は1着・佐藤水菜、2着・小林莉子。最終戦となったB組(向日町)は1着・石井寛子、2着・高木真備。3着グループで選考順位上位の田中まいが出場権を獲得した。

 

 最終組となったトライアルB組の決勝戦は26日、向日町競輪場で吹雪が舞う悪条件の中、行われた。

 

 選手紹介の前に吹雪となり、ガールズの選手は敢闘門の前でファンに一礼するのにとどまった。その後、一旦は天候が回復したが、決勝戦が発走するや大雪が降る最悪のコンデション。

 

 レースの方はホーム前からカマした奥井迪にさっと切り替えた石井が番手から一気に踏み込み快勝。

 

 石井は「スタートした時からパワーマックスを踏んでるぐらいに重かった。きつかったが、みんなもしんどいはず。周りは見えて冷静でした。今の状態は2017年でGPを獲った時の感触はある」と話す。この勢いで、今年も突っ走ってもらいたい。

 

 その決勝戦に地元・向日町初出走の坂口楓華が進出。予選を32着と手堅くまとめてのものだ。

 

 「みんなに緊張すると言われてましたが、地元のプレッシャーはなかった。それより(初日は)お客さんのヤジがきつかった。なんで~地元やのに(苦笑)」

 

 周回中は石井の後ろに付く形となったが、踏み出しで付いていけず6着。

 

 「体重が軽いしパワー不足。このコンデションの中では苦しく、自分の弱点が出ました。パワーをつけないとダメですね」

 

 上位との力の差を痛感させられ課題も見つかった。今後の戦いに生かせるようにパワー強化に励む。(下野 章雄)

 

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