原田研太朗(31=徳島・98期)が20年7月の小松島以来となる通算5度目の記念優勝を完全Vで決めた。
レースは郡司―佐藤―和田―取鳥―清水―原田―中本―吉田―岡本で周回を重ねる。残り2周を前に吉田―岡本が上昇するが、郡司は突っ張り吉田を出させない。打鐘で取鳥―清水―原田―中本で一気に仕掛ける。車を下げた郡司が5番手。吉田は8番手に置かれる。取鳥が軽快に飛ばして最終ホームを通過。車間を空けた清水は後方の出方をうかがう。バックで仕掛けた郡司に合わせるように清水は取鳥の番手から出る。しっかりと続いた原田が清水をかわして1着でゴールを駆け抜けた。
3場所前の防府2日目から11連勝で決勝に進んだ原田は12連勝目が記念Vとなった。「素直にうれしい。悪コンディションの中で決して脚に余裕があったわけではないが、しっかり3番手の仕事をしてあの形になったらラインから優勝者を出せるようにと思っていた」とレースを振り返った。4連勝について「いろんなパターンで勝つことができた。以前に比べて技術面で進歩したかな」と手応えを明かす原田。この後は地元地区のFⅠ戦を挟んで今年最初のGⅠ・取手全日本選抜を迎える。絶好調男がこのままどこまで連勝記録を伸ばせるか目が離せない。
1着の原田は松山FⅠ(2月3~5日)、2着・清水はGⅢ静岡記念(2月3~6日)、3着・佐藤はGⅢ高松記念(27~30日)に向かう。