<豊橋12R>昨年、特別競輪での決勝進出はなかった山田英明が、不死鳥のごとく頂上決戦へ舞い戻ってきた。19年は思ったように成績が奮わず苦悩の年になり、山田自身も思うところはたくさんあった様子。
「去年はふがいないレースが多かったので、競輪祭が終わってからもう一回改めて(練習を)考え直した。セッティングなども模索しながら。それらがつながっているのだと思う」
挫折を味わっているからこそ人は強くなれる。どん欲に進化を求めてあがき、一昨年以上にパワーアップを果たした山田が大舞台に帰ってきた。進化を証明したのが初日、2日目の逃げ。強風の中最後まで踏み込み12着。着実に意識改革で培った練習の成果が出ていると言える。
決勝は単騎戦を選択。「自力でやっていく以上は自分でやる。悔いのないように!!」とキッパリ。立ち回りも巧妙で、好位確保から進化したタテ脚を発揮しGⅠ初戴冠だ。(栗林 幸太郎)
【豊橋GI最終日12R】挫折乗り越え成長!山田英いざ初戴冠へ
2020/2/11