玉野競輪GⅢ「車輪疾駆の風々杯」は14日、12Rで決勝戦が行われ、志村龍己(39=山梨)が安彦の捲りを差し切ってGⅢ初優勝。2着が安彦で、3着は海老根が入線した。11Rのガールズケイリン決勝は畠山ひすい(24=神奈川)が今年3度目のVを飾った。

志村龍己
第一声は「怖い怖い」だった。「信じられない。これは夢ですか」。GⅢ初優勝した志村はレース後もまったく実感が湧かない様子でインタビューに応じた。
「安彦君は臨機応変に何でもできるので全面的に任せていた。キレが良かったし、捲れるだろうな、と。抜けるとかも考えていなかったし、抜いたって感覚もなかったです」
準決勝でも任せた安彦の中団捲りに乗って、Vゴールに飛び込んだ。
「30代になって体が変わってきて、なかなか対応できず、この10年くらいは精神的にも凄く苦しかった」
近年も腰痛に悩まされ、前期はA級暮らし。A級でも簡単に勝てない日々を送ったが、実績で上回る兄・太賀も成し遂げていない、自身も驚きの大仕事をやってのけた。これで18年ダービー以来となるGⅠ競輪祭(11月18~23日、小倉)の出場権も獲得して「いい目標ができました」と喜んだ。苦しい日々を乗り越えてのGⅢ優勝。まだまだ進撃は始まったばかりだ。(本間 正則)
◇志村 龍己(しむら・りゅうき)1986年(昭61)9月1日生まれ、山梨県出身の39歳。98期生として2010年7月にいわき平でデビュー。通算19度目のVでGⅢは初制覇。通算成績は1366戦217勝。1㍍70、78㌔。血液型A。
◆次走 優勝した志村は23~25日の和歌山FⅠ、2着の安彦は25~27日の松戸FⅠ、3着の海老根は22~24日の久留米FⅠ。


