ニュース&記者コラム

松谷番手差し切りV 小倉FⅠ最終日スポーツニッポン杯

 
 小倉競輪の「スポーツニッポン杯」は最終日の19日、第9Rで決勝戦が争われ、鐘前2角からかました野口に終始好マークの松谷秀幸(37歳・神奈川・96期)が番手回りから差し切り「スポニチ杯」を手にした。2着野口、3着も江守が入線し人気を背負った南関勢が上位を独占した。

 隊列は筒井―吉永―網谷―福島―野口―松谷―江守。車間を空けた鐘前2角から野口が豪快にかます。前受け筒井は飛びつけず南関3車が出きった。直線は南関3人の勝負。直線で野口をとらえた松谷が2月の奈良記念以来、今年2度目の優勝を飾った。

 特選、準決と野口を抜けなかったが、優勝戦は千両役者らしく、しっかりと決めた。

 松谷は「ラインのおかげ。大きいところ(GⅠ)でも活躍できるよう頑張る」と先を見据える。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、斡旋場が中止となり、楽しみにしていたオールスター(名古屋)は出走本数不足で走れなかった。そうしたモヤモヤを吹き飛ばす快勝劇だった。今後、南関を代表する実力派が再び表舞台で勇姿を見せることだろう。(岡﨑 兼治
 
♤松谷 秀幸(まつたに・ひでゆき)1982年(昭57)10月16日生まれの37歳。プロ野球東京ヤクルトスワローズから転身し09年7月デビュー。17年9月共同通信社杯(武雄)で優出。今年2月の奈良では3度目の記念優勝。通算成績は825走206勝。

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