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【記者コラム】黄金世代117期 長田&青野にも期待

 黄金世代にふさわしい117期。史上初の早期卒業生として同期より半年早くデビューした寺崎浩平はあっという間にS級へ。S級初戦の小田原でV、名古屋のGⅠオールスターでも存在感を見せつけた。菊池岳仁はA級1、2班で優勝4回と着実に力をつけS級を見据えている。
 
このs人を追いかける同期にも注目だ。養成所1位の長田龍拳(19=静岡)は本デビューとなった伊東こそ決勝落車(再入5着)と残念な結果に終わったが、初めて取材した静岡(7月23~25日)で3連勝すると続く函館(14~16日)でも3連勝。「なかなかラインで決められないのが…」と課題を口にするが、1㍍77、94㌔の恵まれた体格を生かしたパワー先行は迫力十分。次回の大垣(9月2~4日)で3場所連続完全Vでの特別昇班の期待は大きい。
 
 在所4位の青野将大(26=神奈川)は本デビューとなった立川で取材した。その時も当コラムで取り上げたが、その後も期待通りに川崎、平塚と3場所連続完全V。寺崎、菊池以外の同期では1、22班戦への昇班第1号となった。法大の自転車部では中距離をメインにしており「課題はダッシュ」と話していた、久々に会った小田原(17~19日)では強烈なまくりを連発。決勝では巴直也の前回り。「普通に走ったら絶対に抜かれる。よほど短い距離のまくりじゃないと無理でしょう」と話していたが、フタを空けてみればバック6番手からのまくりで巴を寄せ付けずV。次回斡旋は決まっていないが、このまま一気にS級まで駆け上がりそうなムードだ。
 
 ♤狩谷 牧生(かりや・まきお)1964年(昭39)4月11日、神奈川県生まれの56歳。88年4月スポニチ入社。92年1月にレース部へ異動。1年間の競輪取材の後、中央競馬担当に。2013年、21年ぶりに競輪の現場に復帰。7車立てや、地区内斡旋といった慣れないレースに日々、奮闘している。

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