ニュース&記者コラム

4場中止打ち切り 競輪システム障害余波 きょう5日は4場開催

↑函館競輪場正面入り口の開催中止を知らせる看板

 

 JKAシステムの障害により3日と4日の競輪が開催中止になったが、きょう5日は松戸競輪GⅢ(初日)、青森ミッドナイト(初日)、宇都宮FⅡ(初日)、大宮FⅡ(初日)の4場で開催される。なおシステム障害の影響を除去できない函館FⅠ、富山FⅡ、玉野FⅡ、武雄FⅡの4場は開催中止で打ち切りとなる。
 
 JKAによると、競輪情報システムにおいて不整合なデータが入力されたことに伴い、障害が発生。3日にオッズデータの提供、競走成績、賞金、番組編成などの入力処理ができなくなり、4日までの2日間、全レースが中止になった。
 
 JKAの笹部俊雄会長は「開催を中止する事態となりましたことを深くおわび申し上げます。今後、このような事態が発生することがないよう、業界を挙げて再発防止と信頼回復に努めてまいります」とコメントした。
 
 調査の結果、システムそのものについては問題がないことが分かり、安全性が確認されたため6日以降の開催については予定通りに行われる。なお、今回の事象は外部からの不正アクセスやサイバー攻撃によるものではなく、情報流出もしていない。
 
新山淡々「帰って練習」
 
 ○…函館競輪場では午後3時45分に施設内の放送で全選手に中止打ち切りが知らされた。シリーズのV候補で前橋寛仁親王牌(11~14日)を次に控える新山響平は「走ればGⅠへ向けて感覚もつかめたし残念だが、ここに来て2日間、休めたとプラスに考える。帰ってまた練習する」と淡々。選手会兵庫支部長で中部・近畿地区参加選手代表の沢田義和は「(開催が)無理そうかなとは感じていた。せっかく函館まで来て走りたかったが仕方ない」と話した。函館市競輪事業部の伊与部隆部長は「FⅠナイターは今年最後だったので非常に残念。中央対策本部から要請を受けて苦渋の決断をした。ファンの皆さまや選手の方々に申し訳ない」とコメントした。
 
 ▼競輪選手会千葉支部長・中村浩士 自分はチーフ代表として気持ちを切らさずに、地元勢と南関勢は走る方向でいました。地元記念に懸ける思いは強いし、走れる(開催)ことはうれしいです。2日間待っていただいたファンのためにもいいレースをします。

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