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【記者コラム】214戦目初V中嶋「初心に戻って」磨いた先行策

デビュー初Vを決めた中嶋

 

 西武園で行われたミッドナイト競輪(11月29~12月1日)で中嶋里美がデビュー初Vを決めた。初日が28回目のバースデーという何か縁がありそうだったこの開催。初日は果敢に先行したものの、初手からガッチリと追走した奈良岡彩子に差されての2着。残念ながらバースデー勝利とはならなかったが、2日目、決勝ともにしっかりと動いてチャンスをものにした。

 

 「動く選手が多くない開催だったので流れが読みやすかった。いつも以上に落ち着いてレースを運ぶことができた」と振り返る。16年にデビューして通算214戦目の初Vとなったが、110期の在校3位という実力を考えると少し遅すぎの感はある。「今年の春から初心に戻って先行で戦おうと決めた。セッティングなども見直した。その成果がようやく出てきたのかな」と今の充実ぶりを説明する。

 

 小倉競輪祭のガールズGPトライアルに出場したトップ選手が不在の開催。「チャンスだとは思うけど、変に意識せずにやるべきことをやって結果がついてくれば」と話していた通りの結果となった。今年後半は9月松山で高木真備、梶田舞の2強を相手に先行策でねじ伏せるなど〝兆し〟はあった。初Vをきっかけに来年はガールズコレクションなど、もっと上のステージでの飛躍を期待したい。次回出走の松阪(13~15日)でも決勝へと駒を進め、V争いに加わる。

 

 ♤狩谷 牧生(かりや・まきお)1964年(昭39)4月11日生まれ、神奈川県出身の54歳。88年4月スポニチ入社。92年1月にレース部へ異動。1年間の競輪取材の後、中央競馬担当に。2013年、21年ぶりに競輪の現場に復帰。ミッドナイト競輪では初めて会う西日本の選手を取材して新鮮な刺激を受けている。