ニュース&記者コラム

【武雄GⅢ最終日12R決勝】荒井 地元記念4V

 <武雄記念決勝>鐘4角からかました山崎を追走した荒井崇博(41=佐賀・82期)が快勝。昨年8月の川崎アーバンナイトカーニバル以来通算15回目のGⅢ優勝を飾るとともに優勝賞金360万円を手にした。
 
 レースは山崎―荒井―松浦―小倉―松坂―中村―平原―野田―小川で周回。赤板前から松坂―中村が上昇し平原―野田が続く。山崎―荒井が車を下げ、松坂が先頭に立ち打鐘。山崎は5番手、松浦は7番手。山崎―荒井が最終ホームから巻き返しスピード良く前団をのみ込む。3番手は松浦、4番手は小倉と切り替えた中村で並走。山崎の掛かりが良く直線へ。山崎の番手から抜け出した荒井、3番手から突き抜けを狙った松浦、バック7番手からまくり追い込んだ平原でゴール前は三つ巴の争いになったが、荒井が振り切った。
 
 こん身のハンドル投げで大接戦を制した荒井。「ゴールしてからも自分が優勝したのか分からなかった」とゴール後は何度も自分を指差した。着順を確認すると、ヘルメットをスタンドに投げ入れ喜びを表現した。「地元記念は1年に1回で、ここに向けてやっている部分がある」。地元記念制覇は08、10、14年に続く4回目で「この年(41歳)でいいペースでしょ。この先も頑張りたいね」と満面の笑みを浮かべた。
 
 今後は和歌山FⅠを経て日本選手権競輪(30日~5月5日、松戸)へ。「ダービーに向けてもうちょっと仕上げていこうかな」と意気込んだ。
 
 <次走斡旋>優勝した荒井崇博の次走は15~17日の和歌山FⅠ。2着・松浦悠士は19~21日の広島FⅠ、3着・平原康多は18~21日の川崎記念。

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