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【記者コラム】村田 大舞台で最高のパフォーマンスだ

 デビューして14年。34歳の村田雅一(兵庫=90期)が来期(7月~)に初のS級1班へ昇級することになった。今が選手生活で最も輝きを放っている印象だ。
S級へ定着ができなかった時期もあったが、S級へ復帰した昨年1年間で見事な飛躍を遂げた。
 
 その要因は椎木尾拓哉同様の減量効果にあった。10㌔ほど体重を減らして体の切れが良くなった。それに伴い成績の方も右肩上がりにアップした。
昨年、10月の松戸FⅠ戦では遅まきながら、念願のS級初優勝を飾った。
 
 2度目のGⅠ参戦となった18年11月の小倉競輪祭は勝ち上がり段階で2勝を挙げ、準決勝まで進出する活躍ぶり。特別競輪でもしっかりとアピールした。
今年に入ってからも好調をキープしている。先般(15~17日)の和歌山FⅠ戦、5③❶着の成績で2度目のS級優勝を達成した。
 
 前2日は厳しい戦いの中でぎりぎりしのいだが、動き自体は余裕を感じさせるものだった。
 
 決勝は小笹隼人を先頭に稲川翔―村田―鷲田佳史の近畿4車でがっちりスクラム。逃げる小笹の番手から出た稲川を⅛輪差かわしてのVゴール。
 
 「素直にうれしい。近畿みんなのおかげです」とラインの絆を強調。
 
 特に「同学年で仲が良い」稲川に託しての優勝だけに喜びもひとしおだ。
 
 今月の30日から開催されるGⅠ・最高峰の(松戸)日本選手権に初出場する。輪界のトップクラスが結集する最高の大舞台だ。
 
 〝山椒は小粒でぴりりと辛い〟それを地で行くのが村田だ。最高のパフォーマンスを披露したい。(下野 章雄)