4日の取手競輪9R・レインボーカップA級ファイナルはルーキーの小林泰正がV。来期A級だった24歳が1角7番手からのまくりでS級切符をゲットした。
小林は「本当にうれしい」と満面の笑み。全プロ競技大会(松山)で腰を痛め「体調が万全ではなく不安が大きかった」と本音を語るが、ここ一番の集中力はさすがだった。
「冷静に立ち回れた。矢口さんが相手なら横の動きに自信があったし位置が取れると思った。今回の調子では、まくりじゃないと勝ちが見えなかったので。最後は気持ちで乗り越えた」と会心のレースを振り返った。
取手記念に参戦していた叔父で師匠の小林潤二から「よくやったな」とほめられると白い歯がこぼれた。全プロ競技大会の4㌔個人パーシュートで3位だったため、来期S級を確定させたことで地元前橋でのGⅠ寛仁親王牌(10月11~14日)出場も決定した。
群馬のスター候補生は「113期はみんな強いし負けないように頑張りたい。親王牌は練習を見てくれている木暮安由さんを引っ張りたい」とS級での活躍を誓った。