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【記者コラム】新ルールで狙いたい脇本の2着は…

 5月31日が初日のレースから競技規則が変わった。主な変更点は誘導員を追い抜くタイミングが遅くなったことと、暴走とも言える早期のスパートの基準が厳しくなったことだ。

 

 規則が変わり、31日初日の小松島FⅠ、6日からの四日市ナイター(GⅢ)、10日からの大垣FⅠと3開催を現場で見た。残念ながら11日の大垣A級戦で早期追い抜きによる失格があった。誘導員を追い抜くタイミングに気を使うと話す自力の選手は多い。400バンクで言えば、残り2周前のホームストレッチライン前に追い抜くと失格になるのだが、そこを目がけて内と外から同時に選手が踏み込み、一瞬早く切ったかとヒヤっとする場面が何度かあった。それと誘導ペースが上がったこともレース形態に影響を及ぼしている。周回中に後ろになった選手は抑える時に脚力を使い、力を出し切れずに終わるケースも目立った。

 

 今後のレースを象徴しそうなのが四日市GⅢ決勝戦での山岸佳太V、松本貴治2着、宮本隼輔4着の走りだった。松本は2着に終わった決勝戦までは全てバックを取り他ラインの反撃を許さなかった。残り2周前から誘導員を切って仕掛ける覚悟があり、先頭に立つと最後までスピードは落ちないのだから、対戦する自力のライバルは大変だ。決勝戦は後ろが競りになり緩めたところを宮本のカマシを浴びたが、しっかり番手にはまっている。結果、その直後で脚をためた山岸が優勝したが、山岸も自力型で追い込み勢の出番はなかった。ペースが以前より上がり一瞬の動きで流れが決まる。このレースのように自力型同士での決着はさらに増えてきそうだ。

 

 13日から新ルールになって初のGⅠ高松宮記念杯が開催される。世界の舞台で活躍する脇本雄太のV確率は高いが、脇本の2着は4日間とも他ラインの自力選手から狙ってみる。(緒方 泰士)