取手初日9Rは単騎戦で4番手を確保した小笹隼人(29=京都)が2角まくりで押し切った。直前にぎっくり腰になり練習不足を嘆いていた小笹は「選手紹介からアドレナリンが出て痛みがなくなった。仕掛けるべき所で仕掛けられた」と安どの表情。「マッサージをしたけどまだ影響がある。感覚だけで走っている感じ。4コーナーから失速しているのが分かった。足先だけで踏んでいた」と腰に手を当てながら振り返った。
準決勝9Rは同い年の中井太祐の番手を回る。「もう一回マッサージをしてもらって何とかします」。不安を抱えながらも動きは軽快だっただけに、番手から抜け出し波乱を演出するシーンは十分ある。