いぶし銀の走りで突っ込んだ。47歳のベテラン伊藤一貴が西武園初日2Rで最終バック後方2番手からしぶとく追い込み3着。「ずっと脚をためていた。あの展開なら内しかない」と最終コーナーからインをスルスルと伸びてきた。「いいコースを踏めた。周回から脚が軽かった」と白い歯を見せた。
落車からの復帰戦だった前回の静岡FⅡは❽⑥⑤着と散々な結果に。「正直、落車の影響が残っていた。それよりも特選スタートを生かせなかったことが悔しかった」。予選スタートの今シリーズは落車から立て直し意地を見せた格好だ。
「自力型有利」の西武園バンクで穴をあけるなら百戦錬磨のベテラン追い込みタイプだ。準決勝6Rは金野―小田倉の3番手。復調気配を感じさせる伊藤の差し脚に注目だ。
【西武園2日目6R】伊藤 差し脚に注目
2019/6/23