反骨精神で〝逃走心〟にスイッチが入った。6月にA級2班へ特昇した久樹が準決勝8Rを逃げ切り勝ち。連勝で決勝切符を手にした。
自分が走るレースのオッズを見ていたという久樹は「(チャレンジ時代と比べて)久々に人気がなかったので〝やってやる!!〟と思った」。打鐘前から果敢に先手を奪うと絶妙なペース配分。番手に別線の機動型がハマったが、二枚腰で粘り込んだ。
「ダッシュがいい会沢さんが巻き返しにくいペースで踏み、打鐘2センターから全開でした。1、2班戦はチャレンジレースとペースも違うし、本当に疲れました」と大粒の汗を流して振り返った。
青森はチャレンジ時代を含めて負けなしの5連勝。好相性のバンクで波乱の逃走劇を演じるか注目だ。