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新田「世界との差を埋められる」 JKA250落成式

 日本競輪選手養成所(伊豆市)に新設された「JKA250(にーごーまる)」の落成式が17日、関係者ら242人を集めて行われた。20年東京五輪の自転車競技トラック種目が行われる伊豆ベロドロームに次いで国内2例目となる国際基準を満たした木製屋内250㍍バンク。総工費約19億円をかけ、着工から11カ月で完成した。

 

 自転車競技ナショナルチームのメンバーがデモレースを披露=写真。UCI(国際自転車競技連合)の個人ランキングでケイリン世界1位の新田祐大は「250㍍の走路に慣れた状態で海外の大会に出場できる。養成所で世界との差を埋めることができ、差を広げることもできる」と250㍍バンクが伊豆の隣接された2カ所にあるメリットを挙げた。18年W杯ケイリン金メダリストの脇本雄太は「伊豆のベロドロームと形状が違う。第一印象としては走りづらい」と言いながらも「練習すればタイムが出るかな」と新トラックでのトレーニングを心待ちにした。

 

 伊豆ベロドロームは18年8月以降、東京五輪へ向けて改修工事中。そのためJKA250は選手候補生の訓練場所だけでなく、ナショナルチームや外国人選手の練習拠点としても活用される。未来のメダリストを輩出するトレーニングスポットとして期待が集まる。

 

 また、女子は小林優香と太田りゆがスプリントで対決。華々しく新トラックを駆け抜け会場を盛り上げた。小林は「バンクは少し癖があるが気にならなかった」と印象を語り、太田は「海外ではその国々のトラックに対応しなくてはいけない。新しいバンクができて、その練習にもなる」と話した。あと1年に迫った東京五輪へ向け小林は「現状、女子はケイリンだけ出場枠が取れている。スプリントでも枠を取り、2種目とも出場したい」と意気込んだ。