115期の阿部架惟都(かいと、20=宮城)が京王閣2日目5R(A級チャレンジ準決勝)を逃げ切って初勝利を挙げた。デビュー場所の前回いわき平は④②❹で、5走目での初1着。しかも、同期で卒記チャンプの山本修平を撃破しての達成に「ボコボコにされるかと思ったけど、まさか1着を獲れるとは。自信になりました」と笑顔。初手は前受けだ。打鐘で切った山中崇弘―瓦田勝也を3番手からすかさず叩いて押し切り。「前回より調子はいまひとつだけど、山本さんが来る前に行ってしまおうと」と気持ちで同期を上回った。
「板垣さんが引っ張ると言ってくれたので」と決勝(8R)は同期・板垣の番手回りから初Vを狙う。