山崎芳仁の地元戦出走は昨年8月オールスター以来だが、地元のFⅠ戦ともなれば08年2月以来、実に11年ぶりになる。「東日本大震災より前でしたね」とバンクを見つめながら当時の記憶を蘇らせると「完全に思い出した!連勝で勝ち上がったけど、決勝は(佐藤)悦夫を競らせないように打鐘から先行。優勝はできなかった(決勝4着)」と11年前のレースを鮮明に振り返った。
GⅠ9勝の実力者も地元戦だけは特別な思いが込み上げる。「やっぱり緊張しちゃいます。気持ちが入り過ぎないようにします」と自分に言い聞かせるように話した。ホームバンクで負けられないプレッシャーと戦う3日間。細切れ戦のいわき平初日11Rはライン3車のアドバンテージを生かして白星スタートを切る。