ニュース&記者コラム

【取手FⅡ2日目3R】連勝へ鼻息荒い20歳斎木

 新人の斎木翔多(20=静岡)が取手初日3Rで気迫のこもった先行勝負に出た。1期上の山田祐太と残り2周から激しい主導権争い。1周半も続いた踏み合いは斎木に軍配が上がり、ゴール前は二枚腰で踏ん張った。斎木は「最初から絶対に出させないつもりだった。外併走の山田さんがいなくなってから、もう1回踏み込んだ。最後に失速すると意味がないですから。ラインで決められて良かった」と笑顔で振り返った。

 

 115期での在校成績は下から2番目の67位。競走訓練では1勝も挙げることができなかったが「先行争いをしてダッシュ力がついた。数字は残せなかったがデビュー後に勝てるようにやってきた」。地道に先行した成果はプロになってから実を結び、ここまで10走して7勝をマーク。その全てが逃げ切りで積極性は目を見張るものがある。

 

 今シリーズは初めて師匠の黒田直記と同時あっ旋。「師匠には〝ラインを連れて行くレースをしろ〟と言われている。師匠にいいところを見せたい」。いつも以上に鼻息が荒い20歳は準決勝3Rも果敢に風を切る構えだ。

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