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【記者コラム】ただ今充電中〝ニュー菅田〟待ってます 

 10月3日に発生したJKAシステムの障害により、3、4日の競輪の開催が中止となった。ある選手は「ボートレースや競馬ではそんなことはないのに…。競輪はモーニングからミッドナイトまで一日中、開催があるし、複雑化しているせいかな」と話していた。11日からは前橋でGⅠの寬仁親王牌が開催される。トップクラスや、伸び盛りの気鋭の熱い走りで〝競輪〟の醍醐味(だいごみ)をファンの方にアピールしてほしい。
 
 さて、話は変わるが、先月の29日に幕を閉じた向日町競輪の開設69周年記念「平安賞(GⅢ)」は3番手から追い込んだ阿部力也がデビュー9年目にしてうれしい記念初Vをなし遂げた。2着の佐藤慎太郎は賞金ランク3位(8日現在)と年末のグランプリはほぼ当確。北日本勢の活躍が目立ったシリーズだった。
 
 その中で印象に残ったのは決勝戦で気迫の突っ張り先行で北日本ラインをけん引した菅田壱道(33・宮城=91期)だ。今年は優勝こそないが、4月の松戸日本選手権、8月の名古屋オールスターのGⅠでファイナルへ進出。存在感を示してきた。グランプリ争いに参戦する勢いがあったが、あっせん停止で10月から2カ月間の休場となる。つまり、向日町記念の後はしばらく実戦から離れることになったが、本人はあくまでも前向きだった。
 
 「計画的に練習の時間が取れるとプラスに考えています。戻ってくるまでに2カ月。間違いなくパワーは付いていると思うし、いい形で戻ってきたい」ときっぱり。向日町記念の決勝戦までの戦いぶりも見事なモノがあり、実力は堂々のトップクラスだ。2カ月の充電期間を経てパワーアップなった〝ニュー菅田〟としての復帰戦が今から待ち遠しい。(下野 章雄)