ニュース&記者コラム

【高松FI最終日決勝】北津留 番手捲りV

高松競輪の「高松市長杯&スポーツニッポン杯(FⅠ)」は29日12RでS級決勝戦が行われ、北津留翼(35・福岡=90期)が、岩谷拓磨マークから最終2角番手捲りを決めてV。2場所連続完全で今年5回目のVを飾った。2着は北津留追走の小川勇介。

 落ち着いた並びは前から岩谷拓磨-北津留翼-小川勇介、久米康平-山下一輝、伊藤颯馬-松岡孝高。残り2周のホームをめがけて伊藤が上昇するが、岩谷が突っ張り出させない。打鐘から再度、伊藤が踏み込むが北津留のけん制で外に浮く。同時に北津留が最終2コーナーで番手から出ていく。小川が続き久米が3番手。北津留がスピードに乗せて上がり11秒1の好タイムで押し切りを決めた。
 
 「同門の中に入れてもらったので、ヘタなレースはできないと緊張していました」とホッとした表情。今回S級デビュー戦の岩谷は吉岡稔真氏の弟子で、小川は兄弟子にあたる。岩谷の頑張りはもちろん、なんとしても小川とワンツーを決める気持ちだったのだ。前回の別府決勝戦は上がり10秒9、そして今回もスピードは別格だった。「7車は仕掛けるタイミングが多いので走りやすい」とまさに無敵だ。次走は別府記念でこちらは9車。それでも今の勢いなら初日から突っ走ってしまうか。
(緒方 泰士)
 
 ♤北津留 翼(きたつる・つばさ)1985年(昭60)4月26日生まれの35歳。競輪選手養成所90期10位で2005年7月佐世保でデビュー。通算1311戦364勝。1㍍77、85㌔、血液型O。

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