あす25日から松阪競輪場で「第5回ウィナーズカップ(GⅡ)」が開催される。S級S班7人を中心に、将来のスター候補性の若手がそろい見応えたっぷりだ。初日から目が離せない攻防が繰り広げられよう。
開催の最終日(28日)には『ガールズケイリンコレクション2021松阪ステージ』が行われる。昨年のガールズグランプリで3連覇を達成した児玉碧衣を筆頭に、グランプリ組の6人が参戦。その強力メンバーにガルコレ初出場となる坂口楓華(23=京都・112期、写真)が挑むことになった。
20年の坂口は大きく成長した1年だった。豊橋に練習拠点を置いたのが好調の要因だが、8連続Vを始め年間優勝は10回を数えるなどレベルアップ。今年もすでに4V。3月向日町FⅡガールズでは118期の卒記クイーンの尾方真生ら相手に完全優勝した。予選の2走は自力勝負。決勝は飛び付き差しと何でもできる強みを発揮した。
「まだ完成品じゃないけどスタイル(戦法)的にはいいと思います」と自力主体に展開次第では柔軟な動きで切り抜けるなど、並走も苦にせぬハンドルさばき。課題は「強いメンバーと対戦した時に力を出し切れず終わってしまうことですね」。自信を持って力を出し切れるかがさらなる成長へのカギとなる。
前走の奈良FⅡガールズ(10~12日)は13❻着。決勝戦は番手に飛び付き粘ったが、内でかぶって抜け出せずに敗退した。結果は残せなかったが、本番までには修正してくるか。
「もちろん、グランプリに出ることが目標だけど、今年は甘えることなく、一戦一戦大事に走りたい」。
今年最初のガールズのビックレース。ガルコレ初出場の坂口が、強豪相手に気後れすることなく自分の力を出し切って、成長した姿を見せる。(下野 章雄)
【記者コラム】ガルコレ初出場!坂口楓華に注目‼
2021/3/24