吉本哲郎が初日１Ｒ、中団から鮮やかにまくってオープニングを飾った。「Ｓ級１班の点数が懸かっている。考えて走る」と話していた通り、ここぞのタイミングを逃さなかった。愛弟子の竹内翼に対して自身が〝見本〟とばかりにバック数と先行の決まり手を増やしている。ただ、本来は位置取りもこなせる器用なタイプ。「もっと上を目指したい。勝ちにこだわる。準決が勝負」と気合を入れ直す。Ｓ級１班の点数確保へ。柔軟な組み立てで決勝進出を目指す。