佐世保競輪の「毎日新聞社杯・GⅠ第2回女子オールスター競輪」は最終日の9日、第12Rで決勝が争われ、打鐘から踏み上げた佐藤水菜(27=神奈川)が逃げ切り快勝。
圧巻の26連勝でGⅠ8連続Vとダブルグランプリスラムの偉業を達成した。また単発レースのガールズルーキーシリーズプラスは川上いちご、男子のルーキーシリーズプラスは沢田桂太郎が優勝。通常開催のガールズ決勝は岩元杏奈がそれぞれ制した。
26連勝で決めた

優勝した佐藤水菜はプレゼンターの手越祐也(右)から祝福され笑顔
強い、強過ぎる。もう誰にも止められない。〝世界のサトミナ〟佐藤水菜が26連勝。頂上決戦も王者の走りで逃げ切りV。優勝賞金1180万円(賞金ボードは副賞を含まない額)を獲得し、驚がくのGⅠ8連続Vとダブルグランプリスラムを達成した。
「たくさんの声援、ありがとうございました。この優勝は自分だけじゃなく、お客さんと一緒に分かち合える結果。うれしいです」
ファン投票3位でドリームレースから始まった女子オールスター競輪。前検日に発した「自分の力で走れるGⅠではない。結果にも内容にもこだわった走りで恩返しできたら」を体現して絶対女王の実力をまざまざと見せつけた。
レース直後は「(3日間で)今日が一番デキが悪い状態と思って走った」と振り返ったが、それでも誰も寄せつけない走りで、あらためて敵無しをアピールした。
「このあとはアジア大会や世界選手権がある。ナショナルチームの活動を優先させてもらっているし、そこで結果を出すことが責務だと思っています。ガールズケイリンでは競輪祭(女子王座戦、11月18日~、小倉)も頑張りたい」
3連覇を狙う世界選手権ケイリンなど、今度は世界を舞台に移す。
「まだまだ未熟。もっともっと強くなれるように頑張ります」
恐ろしいことに、まだ進化の途中。〝絶対女王サトミナ〟の進撃はしばらく止まらない。(本間 正則)
◇佐藤 水菜(さとう・みな)1998年(平10)12月7日生まれ、神奈川県出身の27歳。18年7月、114期生としてプロデビュー。通算323戦241勝。主な優勝はオールガールズクラシック(23、25、26年)、競輪祭女子王座戦(24、25年)、パールカップ(25、26年)、女子オールスター(25、26年)、ガールズグランプリ(23、25年)。1㍍63、59㌔、血液型A。
▷ダブルグランプリスラム グランドスラム(全GⅠ制覇)に加えて、グランプリも優勝した選手への称号。ガールズではGⅠ4レースとガールズグランプリの5タイトルVが条件で、その5つを複数回制覇すればダブルグランプリスラム。
GⅠ6レースとKEIRINグランプリ優勝が条件の男子では、昨年2月の全日本選抜を制した脇本雄太(37=福井・94期)が史上初めて達成した。
ここが敗因
▼梅川風子(2着)ワンチャンスを逃がさず組み立てられたけど、調子が良くても(佐藤)サトミナは差せていない。
▼太田りゆ(4着)しっかり仕掛けられなかったのは反省点。何もできず終わってしまった。
▼太田瑛美(5着)7番手よりは少しでも前にいたかった。いい経験になりました。
▼石井寛子(6着)今はジャンからスピードが上がるんですね。脚は回らなかった。スピードレースに対応するのが今後の課題。
▼尾崎 睦(7着)(佐藤)サトミナの後位一択だった。(梅川)梅ちゃんとスピードが合っていたし、無駄脚を使ってしまった。判断が遅かったですね。
♦次走 優勝した佐藤は未定。2着の梅川は立川FⅡ(17~19日)3着の児玉は大垣FⅡ(21~23日)。


