大垣競輪の開設67周年記念「水都大垣杯(GⅢ)」は20日から4日間、開催される。

 

 最高ランクのS班はサマーナイトを制した村上を筆頭に平原、浅井の3人が参戦する。

 

 今をときめく113期から森田、宮本の2人がいて魅力いっぱい。

 

 今回の特集記事では最強のオールラウンダー・平原にスポットライトを当てる。

 平原 安定感ピカイチ

平原康多20190720大垣

6年ぶり2度目の大垣記念制覇を狙う平原康多

≪関東の大黒柱・不動の主役だ≫

 

 競技規則が改正されても強さは不変。安定感ピカイチの平原は先月から始まった新ルールも見事に対応して結果を残している。

 

 6月岸和田・高松宮記念杯は初日特選で落車するアクシデントがあっても決勝に進出。その後の久留米記念決勝は杉森の番手回りで久々のGⅢ優勝を飾った。

 

 「4日間、しっかり動けたと思います」

 

 直近4カ月の3連対率72%が示すように高レベルで安定していながら、意外にも今年初Vだった。気分良く臨んだ別府GⅡサマーナイト準決は木暮の番手戦。木暮が不発とみるとすかさず、まくって勝利を挙げた。決勝は吉田拓の番手回り。松浦悠が早めに巻き返したことで残念ながら7着に終わった。

 

 「早めの切り替えは考えてなかった。(吉田拓に)踏み切ってもらうしかなかった」
 人気に応えることはできなかったが調子は全く問題なし。37歳になっても常に進化を求めていることで強さを維持している。さあ大垣記念。6年前の61周年記念決勝は木暮の番手で優勝している。今回は木暮だけでなく同県の後輩・森田もいて結束力を見せつけたい。関東の大黒柱が主役の座は渡さない。