世界へ挑戦状 不破将登 |
≪GⅠデビューで大きな自信≫
今年3月のウィナーズカップ(GⅡ)は、ビッグ初出場ながら3、2着で予選を突破。準決勝こそ8着に敗れたものの、最終日に白星を飾るなど、4走中3回の車券絡みを果たした。
ゴールデンウィーク中の松戸で迎えた、GⅠデビュー戦となる日本選手権。最高峰の大会という雰囲気に飲まれてか、1次予選は仕掛けどころを焦ってしまい5着敗退。ただ松戸33バンクの特性を知っていれば、白星にも結びつく捲りの鋭さだった。
3日目の一般戦で仕掛けを修正すると、続く2走は逃げ切り2連発。地道に取り組んでいた肉体改造が、見事に結果として反映された。これはかなりの自信になったに違いない。
続く立川FⅠは2②❼。成績以上によく動けているという印象だった。
「調子は変わらずいいと思う。豊橋は外国人選手をやっつけるぐらいの気持ちで頑張ります」
純粋な自力選手としては今節の国内勢では最上位の評価。予選もしくは準決勝で早々にブフリ、トルーマンと対峙する可能性もあるが、仮に回避できたとしてもいずれは決勝で挑戦すべき相手たち。覚悟はできている。
豊橋を練習の拠点にしていた時期もあり、バンクのクセも熟知している。あとはいまの自分を信じ、自分らしい競走を貫くだけ。大金星を挙げるとすれば、不破以外には考えられない。