先行予想

◇立ちはだかる北日本勢

 年末の立川GPを控える脇本雄太、真杉匠、清水裕友の欠場は惜しまれが、東西の実力者、個性派が「オランダ王国友好杯」を懸け、激しい優勝争いを展開する。SS班は新田祐大、守沢太志、松浦悠士の3人。格上のこの3者がV戦線をリードしそうだ。

 いずれも別府バンクの相性は問題ない。好勝負請け合いだが、先の競輪祭ではケガを克服し、松浦のみ決勝にコマを進めた。太田海也に乗って直線を強襲した脚色は本来の鋭さだった。今回は中国地区に上位に通用する先行型が見あたらないが、単騎はお手のもの。3月ウイナーズカップでも単騎で優勝をさらった。自在脚を発揮し松浦が暮れの大一番につなげる。

 そうはさせじと北日本コンビがたちはだかる。新田、守沢ともに競輪祭は準決敗退。同時に来期はSS班からの陥落となってしまったが、存在感は際立つ。新田は13年の63周年、守沢は前回71周年の覇者である。新田は競輪祭で4日目のダイヤモンドレースまで3連勝。捲りのスピードは抜群だった。4代目グランドスラマーの新田と71周年に続く当地記念制覇を目指す守沢でワンツーも可能だ。

◇地元九州勢もコマ揃い

 地元九州勢もコマがそろった。一作年以来となる競輪祭決勝にこぎつけた北津留翼が元気だし、差し脚鋭い園田匠が追加あっ旋。この北九州コンビに加え山田英明、さらに純地元の小岩大介、大塚健一郎、阿部将大らが気合十分。一糸乱れぬ連係で逆転をもくろむ。

 中部から20年の70周年を制した浅井康太が名乗りをあげる。好調・志田龍星、藤井侑吾の勝ち上がり次第では浅井にチャンス到来。近畿は復調ムードの三谷竜生が代表格。競輪祭では一次予選1で痛恨の失格を喫したが、タテ脚は確かに復調。見逃せない存在だ。

◇中部、関東勢も侮れず

 関東勢も侮れない。坂井洋、佐々木悠葵の115期コンビが上位陣に肉薄する。ともに競輪祭の動きは上々だった。宿口陽一、鈴木庸之がラインを組む。とくにハイスピードの坂井はV候補にも挙げられる逸材だ。

 南関は岩本俊介がクローズアップされる。準決敗退も競輪祭の動きは実に力強かった。内藤秀久、岡村潤の職人マーカーが岩本をもり立てる。

 四国も実力者が顔を並べる。小倉竜二、渡部哲男の名マーカーに加え松本貴治、佐々木豪が自慢のタテ脚で主力陣を脅かす。総大将の小倉を中心にまとまる四国勢のシフトも警戒するべきだろう。

大塚 地元で燃える

 地元から7人が参戦する。いずれも万全の調整で地元記念に臨むが、中でも大塚健一郎に注目。度重なる落車の影響で格付けは2班だが、小野俊之とともに長年、大分輪界を支えてきたファイターだ。

 3年ぶりに参戦した先の競輪祭は5走未勝利だったが、連日、大塚らしく気持ちのこもった突っ込みを見せた。「若い頃のよう脚はないけど、気持ちで負けることはない。ファンの声援に応えられるよう精一杯走る」。譲れない地元の庭で大塚が集中力を高める。


最高の状態でGPに 
松浦悠士
 

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