A級1、2班戦展望
松岡孔明
松岡孔明が乗れている。今年初戦の豊橋で幸先良くV。谷口力也の捲りに連結を外してしまったが、執念で立て直して最後は鋭く伸びた。1月の地元戦は連勝で勝ち上がり準優勝し、続く2月の宇都宮は河崎正晴マークからV。今年すでに2Vと好スタートを切った。
別府は1月に走って❹③3とまさかの未勝利に終わったが、記念決勝進出歴もあり、9年前にはS級優勝も飾っている好相性のバンク。鶴良生らとの連係から自慢のタテ脚を伸ばす。
鶴良生
前期S級は3人。鶴良生は降級後3場所すべて準決勝敗退で、いまだに未勝利。そろそろ本来の自力攻撃を披露したいところだ。
上田学は1月に続く別府登場。こちらも降級後はやや苦戦気味で、5場所のうち決勝進出は1度だけ。1月の別府は❻⑥2と苦しんだが、初日特選と準決勝は展開も向かなかった。今回は同県で好調な森本桂太郎がいるだけに、変わり身を見せたい。
岡崎景介は2月玉野で準優勝も、降級後の3場所で決勝に勝ち進んだのはこの1回だけ。底力発揮でまずはファイナル進出を狙う。
森本桂太郎
森本桂太郎の勢いも魅力だ。今年に入り松山、四日市、小倉で3連続決勝進出。昨年6月以降は準決勝が壁になっていたが、完全に争覇級に成長を遂げた。先月末の高知で連続優出はストップしたが、準決3着と状態そのものは悪くなさそう。別府は昨年12月に走って初日と最終日に白星をゲットしており、今回も目が離せない。
今年に入って準V2回の吉川希望(31=石川)や2連続決勝進出中の奥出良(31=石川)が復調ムード。
吉村和之(47=岐阜)、中井護(50=滋賀)、坂本匡洋(41=大阪)に流れが向くケースもありそうだ。
今年4場所で5勝を挙げている中村雅仁(43=熊本)に、昨年12月の別府で1①❷と気を吐いた石川航大(25=宮崎)にも注目したい。
地元勢は山崎翼(36=大分)と松田直也(40=大分)の2人が今年初の地元戦でハッスルする。