ガールズ戦展望


 今年無敗の梅川風子が連勝街道をばく進する。

 昨年最後のレースで落車したが、今年は復帰戦の熊本を皮切りに、玉野、宇都宮、岸和田も完全V。負けなしの16連勝で今開催を迎える。しかも熊本決勝を除くすべてのレースで最終Bを奪っており、内容も文句なしだ。

 別府は19年11月以来、3度目の出走。当地初Vへ自慢のスピードで他を蹴散らす。

 梅川に次ぐ存在なのが鈴木奈央だ。もともと安定感が売りの選手ではあったが、今年に入って一段とアップした印象で2月は9走すべて2連対と好調。別府は決勝を外したことがなく、前回は準優勝。今回も脅威だ。

 太田美穂も一般戦では常にV争いを演じる。別府は昨年10月のGⅢ開催で4走すべて2着の準Vと存在感を示した。その前は優勝を飾っており、バンクのイメージも悪くないはず。

 昨年のガールズ最優秀新人を受賞した熊谷芽緯は今年初戦の名古屋決勝で奥井迪や柳原真緒らを相手に逃げ切ってV。3連単60万車券を提供した。積極性も一段と増してさらなる飛躍を遂げている。直前の京王閣の予選1、2では児玉碧衣を苦しめた。

 中3日になるが21歳の若さなら問題ないだろう。決勝3着だった昨年3月以来の当地で再び攻めの姿勢を披露する。


 レースのうまさで好成績を並べる河内桜雪(22=群馬)は3連続優出中。別府は決勝4着だった昨年8月以来2度目の参戦だ。

 競走得点が51点を超える豊岡英子(44=大阪)と林真奈美(39=福岡)に、自力の決まり手が増えてきた高木萌那(20=福岡)も侮れない。

 是永ゆうき(21=大分)は3度目の地元戦で初の地元決勝進出を狙う。


A級1、2班戦展望


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