A級1、2班戦展望


 田村大(27=宮崎)が最もVに近い存在だ。圧巻だったのは前々回の佐世保。完全Vはもちろんのこと、決勝では特別昇級を狙ったゴールデンルーキー・尾野翔一(26=福岡)との死闘に微差で先着し、実力と矜持を誇示した。

 夏場に約1カ月半、病気欠場があり、前回の川崎でも途中欠場するなど調子次第にはなりそうだが、順当に力を出し切れれば今期4Vだ。

 追うのが2班ながら、125期で伸び盛りの佐々木亮太(21=青森)。今年3月に特別昇班を果たすと、今期は7場所中、6場所で決勝に進出。優勝1回、準優勝3回と安定して高い成績を出している。

 優勝自体は8月の玉野から遠ざかっているが、クセのない久留米のバンクならこちらも間違いなくV争いに絡んでくる。

 安定感でいえば滝本幸正(27=新潟)も負けてはいない。今期8場所中、7度の決勝進出で確定板を外したのは1度だけ。優勝2回、準優勝2回の成績は今回のメンバーでも屈指だ。

 着順にはややムラがあるが、橋本凌汰(24=岡山)も今期2Vでチャンスは十分にある。直近2場所連続で決勝に進んでいる依田翔大(26=山梨)にも注目だ。


チャレンジ戦展望


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