チャレンジ戦展望


 V戦線をリードする127期から3人が参戦。中でも3度目の優勝を狙う吉田航(26=大分)を推す。アマ時代に野球で培った基礎体力は十分だ。地元戦はルーキーシリーズを含み、過去2度参戦。本格デビュー2場所目の7月開催決勝では同期・新垣慶晃(沖縄)の逃げに乗り3連勝で初Vを飾った。前々回の玉野決勝は逃げ切りで2度目の優勝を3連勝で決めた。

 今回は譲れない地元戦。実績あるベテラン足達重満(50=長崎)を引き連れ、ロングスパート辞さない強気な攻めで吉田が3度目の優勝をもくろむ。

 この九州コンビに挑むのが利川寛太(26=山口)だ。9月の地元防府では3日間バックを引っかけ3連勝で初Vを手にした。直前の静岡決勝は同期の大塚城(静岡)、小西涼太(岡山)を相手に捲りを決め2度目の優勝を飾った。乗れてる利川が先行、捲りを使い分け、連覇を目指す。

 もう一人のルーキー中川飛隆(26=新潟)も上位進出を狙うが、現状は線が細い。それより中里福太郎(30=北海道)と連係できる斉藤紳一朗(48=青森)に食指が動く。中里の仕掛け次第では斉藤がチャンスをつかめる。まだまだ元気な増成富夫(55=岡山)、一発が魅力の倉松涼(29=高知)が穴目となる。


A級1、2班戦展望


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