先行予想男子東日本

佐々木 関東の重戦車

 GⅠ制覇も期待させる脚力だ。佐々木悠葵は大舞台で躍動している。2月奈良記念でGⅢ制覇を飾ると、4月武雄記念で優出。続く日本選手権でも2勝2着1回の活躍で、24年寛仁親王牌以来、2度目のGⅠ決勝進出を決めた。

 特に二次予選、準決の走りは光った。二次予選は新山響平が先行態勢を築く中、後方から3番手に追い上げると4角で最内を突き伸びて1着。準決は捲った寺崎浩平ラインを追いかけて外を強襲して2着。的確な判断と、鋭いタテ脚が目を見張る。「自転車との一体感があっていい感じですね。前のGⅠ決勝より技術が上がっている」と手応えを口にした。

 以前はヨコの動きも多用して仕掛けが遅くなることもあったが、近年は原点回帰してバック数とともに、逃げの決まり手が増加。勝負どころで迷いなく攻めることができていて、結果につながっている。航続距離が確実に延びて、地力の底上げができた。大舞台でも自身の総合力を存分に発揮している。磨き上げたタテ脚を主武器に、状況次第ではヨコの動きも見せて勝機を逃さない。日本選手権の勢いそのままに、関東の重戦車が豪快な攻勢で躍動していく。

吉田拓 頼れる主軸

 関東ゴールデンコンビが中心となりそうだ。大舞台での連係実績が豊富な真杉匠と吉田拓矢。真杉は大宮記念での落車でスタートダッシュに失敗も、ウィナーズC準Vから調子を取り戻している。タテヨコ鋭い組み立てから勝負強さを発揮する。総合力トップクラスの吉田拓は頼れる主軸だ。自分で組み立てても強力。番手回りでもそつなく追走してゴール前では確実に伸びてくる。21年準Vの舞台で今度こそ優勝を奪取したい。

 グランプリ覇者・郡司浩平は前回の久留米記念で優出。日本選手権での落車から着実に復調気配を描く。ウィナーズC制覇の深谷知広は、全プロ記念を含め直近3連続V中。豪快な攻めで別線を封じる。パワー自慢の新山響平やS班の阿部拓真と北日本も充実。


男子西日本
世界の快速男
太田海也


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