<武雄記念3連覇が懸かる松浦悠士>

 武雄記念2連覇中の松浦悠士。今年も安定感抜群でハイレベルな走りを披露しており、獲得賞金ランキングは全日本選抜を優勝した古性優作に次ぐ2位だ。2連覇中で臨んだ1月の高松記念は決勝6着。「(3連覇の)意識は特にない」と話すが、自身初の同一記念3連覇を目指して武雄バンクに乗り込む。

 武雄記念は、とにかく好相性だ。70、71周年でVを飾っているだけでなく、3年前の69周年は準優勝だった。

 「最近は走りやすいイメージになっているかな。でもGⅡ(17年9月の共同通信社杯、5、9、9、3着)がダメだったので、苦手意識もあったんです。進まない感じがあった。バンク改修した直後で重かったからなのかな。最近はいい感じですね」

 武雄記念後は、連覇を狙うGⅠダービーが控えている。

 「去年はダービーをかなり意識していたけど、今年は違う。一走一走、毎日、しっかりやっていくってだけ。長いスパンでの強弱を付けないように、去年の段階から決めていた。去年は(清水)裕友がいて、今年は(町田)太我がいる。道中では地元勢との連係もあるだろうし、しっかりと動ける状態にしておきたい」

 自力戦だろうが番手戦だろうが、一走入魂の走りに変わりはない。直前の川崎記念は郡司浩平と同着V。2日目には通算300勝も達成して心技体は充実。今度は武雄記念3連覇を狙う。


●山田ブラザーズが今年も沸かせる

●荒井崇博が地元GⅢ連続Vに挑む

●武雄記念3連覇が懸かる松浦悠士

●総展望・S級S班5人がV争いをリード