リラックスした表情の山崎賢人。脇本相手に、どんな走りを見せるか

「もう一度ＧⅠの決勝に乗って力勝負がしたい」

　ＧⅠ初出場だった昨年のオールスターで決勝に進出、新時代のスター候補に挙げられる山崎賢。準決勝は輪界最強の男・脇本と激突するが、「遅かれ早かれ当たるし、同じ人間なので。（４日目11Ｒの脇本は）余裕があるんだなあと感じた。でも、かなわない相手ではない」とボルテージを上げた。

　スター性抜群の26歳。事実、３月の大垣ウィナーズカップ準決勝では脇本から大金星を挙げた。「何かやってやろうと思って」。最終ホームからカマした脇本に対し、まさかのインまくりで度肝を抜いた。今回はどんな走りを見せてくれるのか、期待は高まるばかりだ。

　長丁場のダービーは初出場。休みだったこの日は一度も自転車に乗らず、リラックスした時間を過ごした。「自転車を整備、といってもきれいにしたくらい。でも、気持ちを切らさなかった。状態は良くなると思う」。

　トレードマークのアフロヘアと同様、自転車も見栄え抜群といったところ。「まずは（山田）英明さんとしっかりワンツーを決められるように」と決戦をにらんだ。（出田　竜祐）