ニュース&記者コラム

【名古屋FⅡルーキーシリーズ2021】吉川 在所1位の実力

 吉川美穂が自転車競技を始めた転機は高校3年の時。それまではソフトボールに情熱を燃やしていたが、引退した3年の夏に背筋力を計測したら150㌔という女子では優秀な数値を記録した。顧問の進めもあり自転車競技の道へ進んだ。
 
 ロードレースでは17年にスペインの強豪チームに所属し、ワールドツアーにも参戦した。東京五輪に出場する夢が閉ざされ、競輪選手への転向を決意。現在はナショナルチームの中長距離メンバーとしても活動している。静岡と和歌山を行き来する生活で、練習に励んでいる。
 
 卒業記念は後方で仕掛け遅れての5着と悔いが残る競走だったが、2回ゴールデンキャップを獲得するなど、今回生NO.1に輝いた。
 
 師匠の稲毛健太には「後ろにいたらダメ」とアドバイスを受けている。「低速からの加速はいいと思う。状況に応じて何でもできる選手になりたい。ガールズGPで優勝することが目標です」と語った。
 
 そんな夢もかなえてくれそうなガールズの逸材。スケールの大きな走りで白星街道を突っ走ってもらおう。
 
♢吉川 美穂(よしかわ・みほ)1993年(平5)1月15日、大阪府泉南郡岬町出身の28歳。120期。日本競輪選手養成所の在所順位1位。師匠は稲毛健太(97期)。好きな食べ物はフルーツ、肉。1㍍67、62㌔。太もも61㌢。血液型A。

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