伊藤裕貴は準決９Ｒで豪快に捲り上げてラインで上位独占を果たした。「赤板で一回突っ張らないと後方になってしまうので、一旦踏んで。伊東で決勝に乗っているぶん、その辺は冷静に見えている」。前回、自身初の記念優出を果たして自信が増しているようで、レースぶりにも余裕が見受けられる。「最後、勝瀬さんとハウスしてしまったけど、もうひと踏みできたので良かった」。アクシデントもさらりと流し、仕上がりは良さそうだ。経験値を積み重ねてひと皮むけた地元の若獅子。決勝は皿屋を目標にチャンス到来だ。