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【記者コラム】橋本英也 夢に向かって突っ走れ!

今月5日~8日に前橋グリーンドームで「第89回全日本自転車競技選手権大会トラック・レース」が開催された。プロとアマが一堂に会して、トラック競技の日本一を決める大会だ。
 
 1000㍍タイムトライアルでは新田祐大が1分1秒551の大会新記録で優勝と東京五輪代表の底力を見せつけたが、男子ケイリンとスプリントを制したのは深谷知広だった。
 
 ケイリンの決勝では東京五輪代表の脇本雄太を差し切ってのVと、実力のほどをアピールした。
 
 今年最後のGⅠとなる小倉競輪祭で、勢いに乗る深谷がグランプリの切符をつかみ獲る可能性も十分だ。
オムニアム(4種目の複合競技)では、東京五輪代表の橋本英也(26、岐阜=113期)が3年ぶり3度目の優勝。6種目に出場し5冠を達成するなど大活躍。
 
 その橋本が大会後の14~16日に開催された和歌山競輪FⅡ戦に出走していた。ご存じオムニアムのスペシャリストだが、中でも誘導なしの30車立てのスクラッチレース(10㌔)では、持ち前の強地脚で圧巻のパフォーマンスを披露した。
 
 「調子が良くてラスト1㌔を57秒台で走波。ずっと11秒台(400換算)で走ってました。体力的なポテンシャルを全日本に向けて上げていた結果です」と納得の表情だった。
 
 「地脚タイプなんで50周でも100周でも大丈夫。普通の競輪では距離が短くて…。全レース走れますよ(笑い)」と無尽蔵のスタミナには驚かされる。
東京五輪は来年に延期になったが、「モチベーションは下がっていないです」。来年はオリンピックに向けて競技を中心のスケジュールになるが、現時点では未定とのこと。
 
 「五輪でもメダルを狙える位置にいる」と確かな手応えをつかんだ。アマチュアからの夢に向かって、21年は勝負の年と突き進もう。(下野章雄