全6冠制覇に挑む

新田祐大20201014前橋

新田 祐大 

 新田が大偉業に挑む。ここで優勝なら現役のレジェンド・神山雄一郎と同じGⅠ現行6大会全冠制覇を達成することに。6年連続7回目のグランプリ出場を決めるためにも全力で勝ちにいく。

 

 6月初旬に、来年に延期となった東京五輪代表に脇本雄太とともに内定。その後、6月和歌山高松宮記念杯から本業の競輪に復帰。以来、GⅠを走るのはここが3回目になるが、過去2回は思うような成績を残すことができなかった。高松宮記念杯は決勝8着、8月名古屋オールスターでは準決5着で決勝入りを逃している。GP出場権利獲得へ、残るチャンスは今回と小倉競輪祭(11月18~23日)の2回。

 

 一方でライバルの脇本が高松宮記念杯完全V、オールスター決勝2着と結果を出している事実を考えても、年末の大舞台は絶対に逃せない。

 

 9月は前走GⅢの青森記念で貫禄のV。その前のGⅡ伊東共同通信社杯でも準決まで無傷でファイナル進出と、大事な戦いを前にして調子の波は上向き。伊豆で取り組む競技での練習の成果もしっかりと生かし、悔いのない仕掛けでV奪取へ。納得の走りでチャンスをつかみ取る。